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大原美術館 [旅のお話]

2012秋の関西中国旅行 その9

倉敷に行ったならば、大原美術館によらねばならない。
倉敷川のすぐそばに立つ立派な建築物が大原美術館の本館。
大原美術館.jpg
ここに来て思うのは、芸術にはパトロンが大事であるということ。一人の芸術家の情熱と それに賛同するパトロンが すばらしい絵画を日本に持ってきてくれ、それを目にすることで新しい才能がいくつも花開く。
今はずいぶんと円も高くなり、海外に行っていろんな美術館に行くことも出来るようになった。また色んなすばらしい絵画が 日本に来るようになった。しかし、大原さんが絵画を集め始めた頃はそんな風な時代ではなかった。倉敷にこんなにすばらしい美術館が出来ることで それに触発され開花して行った才能も沢山あるはずだ。

大原美術館にはモネの睡蓮があるということは有名だけど、今回音声ガイドを借りたことでその裏話を聞いた。大原美術館の元となった絵画の選定は、自身も画家として大変な才能を持っていた児島虎次郎が行っていた。この児島がモネに直接絵を譲ってほしいとお願いしに行くと、モネは今日は売れないので数日後に来るようにと児島に伝えたという。モネは日本美術をリスペクしていたので、その大切な日本に持って行ってもらう絵を選ぶのには厳選する時間が必要だったからだというのだ。
児島虎次郎という人も、モネという人も同じ時代に生きていて こうした人と人とのやり取りがあって この絵がここにあるという事が興味深い。美術品というのはとても長い間 人々を楽しませてくれるもので、1枚の絵がその後の何十年、ひょっとすると数百年も続いて行く。何かのきっかけで こうして日本にやってきた絵画が ずっと後の我々に恩恵を与える。
そんな事を考えながら いろいろな美術品を鑑賞した。

児島虎次郎という一人の審美眼をもとに揃えられた美術品の数々。
大原美術館が出来たのは児島虎次郎が亡くなってからだという事なので、開館後に児島虎次郎以外の人が集めたものも沢山あるのだろうけれど、最初の方向性を作った人が1人の審美眼だったのだというのが面白い所。

所蔵品の数々はすばらしいものでした。

大原美術館
倉敷市中央1−1−15
086-422-0005


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